北朝鮮の「児童性虐待」、救われぬ現実
児童に対する性的虐待は、それが存在すること自体が憎悪の対象となるべきものだ。どの国で、どのような状況で起きているかということは、状況の改善に取り組む当事者にとってのみ重要なことであり、外部からとやかく論評する性質のものではない。
しかしここで敢えて、「北朝鮮はどうなのか」ということに言及しようと思う。北朝鮮では体制と社会の閉鎖性のせいで、被害者による告発はおろか、第三者による状況把握すらろくになされていない。だから、せめてこうした機会に問題の存在を指摘しておくことは、意味のないことではないと思う。
北朝鮮にも、児童を狙った性犯罪は存在する。