消えた北朝鮮の「ピンクレディー」…看板アナウンサーの行方
北朝鮮では、過去にも有名な芸術家がスキャンダルにまみれて無慈悲に処刑されている。いくら朝鮮中央テレビの看板アナウンサーで報道に携わる立場とはいえ、筆者は「もしや彼女も」との考えがよぎった記憶がある。
しかし、12月19日の正午からはじまった「特別報道」に李春姫氏は黒いチマ・チョゴリ姿で登場。涙ぐみながら金正日氏の死去を伝えた。実に61日ぶりの登場だった。このことから、実は金正日氏はかなり前から危ない状況にあって、彼女は死去を伝える準備をしていたのではないかという見方もある。
実力ナンバー1
この報道でブレイクした李春姫氏は、今では金正恩党委員長や妹の金与正(キム・ヨジョン)氏に次ぐ著名な北朝鮮人と言っても過言ではない。それだけに彼女がアナウンサーを引退するというのならちょっとしたニュースだ。