脱北者に対する拷問・性的暴行・乳児殺しの実態

  • キム・ユンファン氏の組織が女性から集めた証言に基づいて、彼は、ソウル公聴会で子供を殺されるのを見なければならなかった母親たちの恐怖について、証言をした。

「…もし子供が産まれたら、すぐに子供は殺されます。時には、窒息させるため、口と鼻を濡れた布でおおいます。複数の証言があります。時には、赤ん坊の息ができないようにうつぶせにします。これが、赤ん坊を殺す一つの方法です。数分であるいは2,3時間以内に赤ん坊は息ができないので、苦痛で泣くでしょう。それにもかかわらず、赤ん坊の母親はこれを見届けさせられるのです。」

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調査委員会は、出産前3ヶ月、出産後7ヶ月の女性の拘留は禁じている国内法に違反して、妊婦も拘留されていると把握している。さらに、強制堕胎と乳児殺しに関しては、女性たちは事実、法の下でなんら保護されていない。

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強制堕胎は性的、生殖の権利だけでなく、個人の肉体的、安全保護に対する女性の権利に違反している。女性の生殖能力に反して行われ、強制堕胎と乳児殺しは性をもとにした差別や迫害を伴う。北朝鮮の役人によって行われた強制堕胎や乳児殺しは、性差別や民族的差別に基づいており、市民的及び政治的権利に関する国際規約の第7条のもとで定義されている拷問の基準を満たす深刻な精神的、肉体的苦悩を女性に被らせた。乳児殺しの文書にされているケースは市民的及び政治的権利に関する国際規約の第6条に違反しており、法的に認められない殺人の特に言語道断なケースばかりである。