北朝鮮が南北対話の中止を示唆…窮地の韓国、金正恩氏が頼りなのに

「同族を陥れる『決議案』のつくり上げに介入し、それが採択された後には『共に参加』だの、『歓迎』だのとして、反朝鮮『人権』騒動に加担した南朝鮮(韓国)当局の行為も看過できない。
米国と南朝鮮当局は、せっかくもたらされた朝米・北南関係改善の局面でむやみに軽挙妄動すれば、全てのものが水泡に帰すということを銘記し、分別のある行動を取る方がよかろう」

人権攻勢に加わるのを止めなければ、南北対話の破たんもあり得ると示唆しているのだ。

こんな状況でなお、青瓦台が金正恩氏の訪韓に期待する背景には、9週連続で文在寅政権の支持率が下落し、初めて50パーセントを割った危機的状況がある。この窮地を、金正恩氏の力を借りた「お祭り騒ぎ」で乗り切ろうという魂胆ではないのか。

しかし仮にそれが可能であるとしても、韓国は北朝鮮に大きな「借り」をつくる。そうなってしまっては、核問題でも人権問題でも、正当な主張が難しくなるというものだ。