北朝鮮の中高生「残酷な夏休み」…少女搾取に上納金も
しかも、自分でアルバイトをして貯めたお金を払うのだ。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋はRFAに対し、次のように語っている。(参考記事:北朝鮮の留学生が怯える「恐怖の夏休み」…家族と生き別れの例も)
「多くの中高生が、家の生計を助けるために金を稼いでいるのだ。わが国の中高生にとって、夏休みはいつの間にか労働の季節になった。働かないのは幹部やトンジュ(金主、新興富裕層)の子どもぐらいだ」
子どもたちの多くは、輸出向けの軽工業品を作る工場で、手作業に従事するのだという。そうすれば、学校に免除金を払ってもけっこうな額が残るのだと言うが、工場の中には、「女工哀歌」並みの少女搾取を行っている現場もある。
(参考記事:北朝鮮企業が少女たちの「やわらかい皮膚」に目をつけた理由)