北朝鮮の留学生が怯える「恐怖の夏休み」…家族と生き別れの例も

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北朝鮮当局が最近、中国の大学に通う自国の留学生全員に対して帰国命令を下した。これはよくあることで、北朝鮮の学生にとっては忘れたころに巡ってくる「恐怖」と言える。

中国の対北朝鮮情報筋によると、帰国命令が下されたのは夏休みの始まった7月中旬のことだ。留学生も親も不安に苛まれつつ、帰国準備を急いだという。それは、帰国したら二度と大学に復帰できない留学生が少なくないからだ。大学を中退させられるだけではなく、収容所に送られ、家族と生き別れになる可能性すらあるということだ。

血の粛清も

脱北者のイさんによると、帰国命令は思想検討のためだという。