【証言記録】死体を焼く匂いが常に漂う北朝鮮の刑務所

組長は、自分の組を担当させられます。作業班長みたいなものですね。監視役にさせられるのは、主に「監視哨兵」と呼ばれる人々でしたが、逃亡しないか、どのような行動をしているか、監視する役割です。指令工は、韓国で言うところの会計みたいな役割です。誰がどこでどれだけ作業したかを記録します。

組のメンバーが死亡すれば、組長が責任を負わされます。だから、班長は、何としてでも死亡者を出さないようにするという役割もありました。死んだ人の服を着替えさせたり、霊安室まで運んだりするのは大変ですからね。だから、体の状態が危険そうな人がいれば、病室や虚弱班へ行かせ、そういう事態を避けるようにしていました。

問:教化所では暴力や性的暴行が頻繁に起きていたのですか?