【実録 北朝鮮ヤクザの世界】28歳で頂点に立った伝説の男
「そのペットボトルに入っているのは酒だろう?それ飲もうぜ」
「冗談だろう?本当に飲むのか?」
笑いながら答える軍人達。すると別の子分がすごんだ。
「だから、そこに入っているのは酒だろう!だったら、俺たちにもくれや」
軍人達は、相手があのソクだということを知っていた。しかし、こんな風に因縁をつけられて引き下がっては、軍隊のメンツにかかわる。声を荒げてソク達を罵倒しはじめた。
「お前はバカか?軍人が真っ昼間から酒を持ち歩くわけがないだろう。ここに入っているのは醤油だぜ」
「醤油だと?何をバカなことを言っているんだ。フザけるな!」
振り向きざまに銃を…
たわいのない言い争いだったが、お互いが馬鹿にされたと思い込んだことから、軍人とソク達の間で喧嘩が始まった。