北朝鮮国民の腸を「寄生虫だらけ」にする人糞集めでパニック発生
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、農業省は昨年末、「ゴミは堆肥として受け付けない」との指示を、道の農村経理委員会、市や郡の農村経営委員会に下した。その理由は次のようなものだ。
北朝鮮では、商売目的のリサイクルはされているものの、ゴミ収集の一環としてのリサイクルは行われておらず、人々は分類せずに何でも捨ててしまう。冬期には、暖房に使った石炭の灰がゴミの多くを占めるが、中には壊れて使えなくなった電化製品の部品、乾電池、蛍光灯なども混じっている。それに含まれる重金属が堆肥に混入して田畑に撒かれることで、汚染が広がるというのが農業省の説明だ。ちなみに蛍光灯には少量の水銀が使われている。
農業省の科学者や国土環境専門家は、重金属に汚染された堆肥を使ってはならないと繰り返し警告を発していた。