連座制で「この世の地獄」強制収容所送り…暴かれる北朝鮮の人権蹂躙
北朝鮮で悪名高き「連座制」が、最も多いことが数字のうえで明らかになった。罪を犯していなくても、「この世の地獄」と称される収容所送りにされることがある。最近では、金正恩党委員長が継母の家族さえも連座制で収容所送りにしたという話もある。
(参考記事:金正恩氏、継母を収容所送りか…父の愛人に粛清説)連座制に続くのが、韓国への亡命の試み132人(10.5%)。不平不満を口にした102人(8.1%)、不法越境72人(5.7%)、宗教活動62人(4.9%)、敵との接触52人(4.3%)、密輸密売49人(3.9%)だった。性別では、男性が60.5%、女性が29.4%、年齢別では30代が14.1%、40代が11.6%で、45.6%は年齢不詳だ。女性は男性の約半数だが、男性以上に人権を蹂躙されている証言は数多く出ている。
(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も)もちろん、これらの数字はわかっている範囲での調査であり、氷山の一角に過ぎない。