制裁に苦しむ北朝鮮で「覚せい剤密輸」が再び始まった
中国は、昨年11月に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議2321号の規定に基づき、今年2月に北朝鮮産の石炭の輸入を停止する措置を取った。制裁で定められた年間輸入量の上限に達したからだ。
輸出ができなくなり、大ダメージを受けた北朝鮮の炭鉱、貿易会社など石炭産業に従事する人々は、来年1月の輸出再開を指折り数えて待っていた。ところが国連安保理は今月5日、北朝鮮産石炭の輸出を全面的に禁止する内容を含む、制裁決議2371号を全会一致で採択した。これで、輸出再開は絶望的になった。
そんな彼らが苦境打開のアイテムとして持ち出したのが覚せい剤だ。