「性上納・飢餓」以外にもある金正恩氏「ポンコツ軍隊」のブラックな実態

政治指導員の命令で、3人の兵士が現場に向かい、納屋を建てる工事を行っていた。ところが今月11日、屋根が突然崩落し、1人が死亡、2人が重傷を負った。情報筋は触れていないが、任務外での事故でもあり、亡くなったり怪我をした彼らに、適切なケアや補償がなされたとは考えにくい。

過去にも、橋梁の建設現場で500人が一度に死亡する地獄絵図のような大惨事が起きたことがあった。しかし、北朝鮮当局は事故の存在そのものを隠蔽し、詳細は一切明らかにされなかった。

(参考記事:北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

月給は冷麺一杯分

大学登録課長が兵士を労働者として使ったのは、市場にいる労働者より賃金が安いからだ。市場で労働者を雇うと、700元(約1万1500円)はかかるという。