実はミサイルより「ドロボー」で忙しい金正恩氏の「腹ペコ軍隊」

特に今年の北朝鮮は日照りが深刻で、農産物へのダメージが取り沙汰されている。そのような状況の中、国境の中国側でも窃盗の被害件数が増えているという。

このように書くと、主に畑の野菜や果物が盗まれていると思うかもしれない。しかし実は、二十一道溝村では今年5月だけでもオートバイ11台、耕運機3台、牛2頭が盗まれた。監視カメラの映像を分析した結果、すべて朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士の犯行であることがわかった。これは、いっぱしの「窃盗団」というべき内容である。

北朝鮮の軍隊は軍紀びん乱の極みにあるとされるが、今や不良兵士がマフィア化に向かおうとしているのかもしれない。

(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

このような状況に対して、中国の長白県公安局(警察署)は手をこまねいて見ているだけだ。