日本海で大暴れする北朝鮮の「オンナ漁師」たち

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の清津(チョンジン)市は、工業都市であると同時に、大きな漁港がいくつもある漁師町でもある。RFAの現地情報筋によると、港には女性がオーナーの漁船がずらりと並んでいる。彼女たちのサクセスストーリーは次のようなものだ。

女性たちは元々、漁船から魚を買い取り、それを外貨稼ぎ機関に卸す仲買の仕事をしていた。それがかなり儲かったのか、手にした利益を元手に水産会社を設立した。そして、七星(チルソン)貿易、大聖(テソン)総局、緑山(ロクサン)会社、8総局などの外貨稼ぎ機関から操業許可証を購入し、中国人民元で数十万から数百万元もする漁船を購入する。(※100万元は約1612万円)

そして、男性を船員として雇って漁に出るのだが、男性任せにするのではなく、自分たちも乗り込んであれこれ指示を出すというのだ。驚くべきことに、後発組である女性の漁船の方が、男性の漁船より水揚げ量が多いという。