北朝鮮「魔の山道」でバス転落が多発、数十人が死亡
北朝鮮の山道で、バスが谷底に墜落する事故が起き、多くの死傷者が発生した。トンネルの通行料を節約するために、整備されていない旧道を通ったことが事故の原因と伝えられている。
川原の地獄絵図
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋の話として報じたところでは、事故が起きたのは5月中旬。東海岸の南北を結ぶ国道7号線の、咸鏡南道の端川(タンチョン)市と咸鏡北道の金策(キムチェク)市の間の摩天嶺(マチョンリョン)峠付でのことだ。
峠道を走っていたバスが谷底に転落し、乗客のうち26人が死亡、7人が重傷を負う大惨事となった。
北朝鮮では、このような大規模事故が多発している。