北朝鮮の医療施設「麻酔なしで切開手術」の恐怖体験

無論、そうして医薬品を揃えるためには相応の元手がかかるため、治療費は高額にならざるを得ない。

だが、国営病院に行けば無料かというとそういうわけでもない。たとえば帯状発疹の場合、通常の治療費13万ウォンに加えて、課長、病院の幹部、医師、看護師などに「賄賂」を渡さなければならないので、結局は高く付くのだ。

庶民たちは「国営病院でも結局は金を払わされる。どうせ払うなら丁寧に診てくれる開業医の方がいい」と、北朝鮮の誇る「無償治療」の現実を皮肉っているという。