北朝鮮、ガソリン販売を制限…制裁強化に備え備蓄か

しかし、中国からの石油輸入がストップしても、北朝鮮がすぐに苦境に陥るわけではない。

北朝鮮は3ヶ月分の原油を備蓄していると言われている。一例を挙げると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は昨年5月、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋の話として、道内の軍需工場は数十万トン、清津市内の各ガソリンスタンドも数百万トンずつ備蓄していると伝えている。

また、パイプライン以外でも、様々な形で密輸が行われている。しかし、1日1万バレルに達するパイプラインでの供給量には到底及ばない。