米朝危機で拡散する「北朝鮮国境に中国軍15万集結」の怪情報
このブログの管理者は、JTBCのTwitterでの質問に「日本のほとんどのテレビがそういう論調で連日報道している。4月27日としたのは、この日が新月で、米軍が湾岸戦争で攻撃を開始した日だから」と述べた上で、「日本のメディアに直接取材してください。これ以上対処できません」としている。
その後、韓国の極右サイトが、このブログの内容を一部改変した上で、拡散させたとJTBCは結論づけている。さらに、前述の「兵力15万が中朝国境に集結」についても、このサイトの関連を指摘している。
いずれにしても、このようなデマの拡散は、結果的に金正恩体制を利する可能性をはらんでいる。韓国の世論は対決よりも情勢の安定を求める風潮が強くなる傾向を見せており、軍事危機の高まりはむしろ、来月の大統領選で北朝鮮との対話派を有利にするかもしれないからだ。