【現地ルポ】おでんのメニューにも「朴槿恵退陣」…韓国「100万人デモ」の舞台裏

韓国の朴槿恵大統領の友人・崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑を巡り、朴氏の退陣を求める大規模な集会とデモが12日、ソウル中心部で行われた。参加者数は、主催者発表で100万人、警察推計でも26万人に達し、韓国が1987年に民主化して以降では最大規模となった。

主催した労働組合や市民団体は当日、午後2時までに、ソウル中心部・光化門の周辺各所に集結。個人で参加した一般市民や高校生などを含む若者らを交え、朴氏に対する糾弾集会を開いた。

その後、それぞれが別ルートでデモ行進し、先頭集団は青瓦台(大統領府)近くに到達。進入路を大型バスの「防壁」で封鎖した警察と対峙した。一方、市庁近くでは午後9時頃まで大規模な集会が行われ、一部は翌早朝まで「大統領は下野しろ」などのシュプレヒコールを上げた。

参加者数が、主催者と警察の間で大きく食い違っているのは、計算方法の違いによる。警察の場合はこうだ。