北朝鮮ハッカー、AIで暗号資産犯罪を高度化 「量子より危険」と専門家警鐘
従来、ブロックチェーンやスマートコントラクトの脆弱性を探すには、高度な専門教育を受けた技術者が長時間かけて作業する必要があった。しかし現在は、大規模言語モデル(LLM)を活用することで、数千件に及ぶコードを短時間で分析し、潜在的な欠陥を洗い出すことが可能になった。
こうしたAIの活用により、過去に成功した攻撃手法を別のブロックチェーンや分散型金融(DeFi)プロトコルへと横展開することも容易になっている。カルキアス氏は、AIが過去のハッキング事例を学習し、「一つの場所で見つかった弱点を、他のエコシステムで即座に再現できる」と指摘する。人間の手作業では不可能だった規模と速度で攻撃が量産される点が、最大の脅威だという。
史上最大の被害額
ForkLogは、こうした変化によって北朝鮮のハッカー集団が、単発の犯罪グループから、継続的に利益を生み出す「デジタル産業複合体」のような存在に変貌しつつあると伝えている。
