中国の最新鋭空母に「深刻な欠陥」 国内メディアが異例の指摘

「福建」は、中国初の電磁式カタパルト(射出機)を備える現代的な大型空母として設計されたが、「海事先鋒」は、飛行甲板上の着艦レーン(進入路)が、複数の発艦用カタパルトの運用エリアと物理的に交差または近接していると指摘。この構造により、航空機が着艦作業を行っている間、他のカタパルトからの発艦作業が同時に実施できなくなる恐れがあるという。

この指摘は、空母の航空作戦における「発着艦サイクル」効率に直接関わる重大な問題であり、実戦能力を大きく左右する。

(参考記事:かつてタイ空軍に「惨敗」した中国空軍…空自との実力差は?

設計変更か

米ワシントン戦略国際問題研究所(CSIS)の専門家も、衛星画像や公開情報を基にした独自の分析でこの見解を支持。一部の元米海軍関係者は、「福建」の航空機運用効率は、約50年前に設計された米海軍のニミッツ級空母の60%程度に留まる可能性があるとの試算を明らかにしている。