金正恩死亡説が拡散…「脳出血で意識不明」「フランス医師が手術」その真偽は
デイリーNKのこの報道内容を、米国防総省に当てたところ、担当者から「注視している」との回答があったとするごく短い記事を、速報で出したのだ。
冷静になってみれば、この手の報道について、米国防総省の担当者が真偽も含め「注視する」のは当然のことだ。しかし、それを天下のCNNが、わざわざ速報したことが世の中に「深読み」を促し、関連報道の連鎖を誘った。
CNNはその後、「米当局が、金正恩氏は心疾患の手術後に合併症を起こして重体に陥ったらしいとみている」という内容に、報道を進化させる。
金正恩「死んだふり」
後に判明したとおり、この騒動の直後に公開された金正恩氏の写真では、手首に手術痕のようなものが見え、北朝鮮の医療陣でも問題なく行うことのできる「ステント手術」を受けていた可能性が示された。