公開処刑で幕を閉じた北朝鮮「美貌のウェイトレス」の逃亡事件

崔氏は平壌消息筋からの情報として、金正恩党委員長(当時)の指示により、5月5日に平壌の姜健(カンゴン)総合軍官学校で国家安全保衛部(秘密警察)の要員ら責任者6人が公開処刑されたとしている。

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同氏はさらに、「国家安全保衛部、偵察総局、外務省、人民保安部の幹部80人余りと海外派遣労働者の家族100人余りが見守る中で執行されたらしい」と説明。一方、脱北した従業員の家族らについては、妙香山(ミョヒャンサン)の施設に拘束され思想教育が施されたとしている。

こうした刑の執行は言うまでもなく「見せしめ」が目的であり、現場に動員されていなくとも、関係者にはその時の様子が伝わる。多くが20代前半の女性である候補生やその家族が、不安を感じて派遣を諦めるケースも出ているかもしれない。