公開処刑で幕を閉じた北朝鮮「美貌のウェイトレス」の逃亡事件
しかし、ロシアや中国など北朝鮮の友好国では依然として、多くの北朝鮮労働者が働いている。単に北朝鮮を助けるためだけでなく、ロシア極東や中国東北の深刻な人手不足を補うためでもある。
ただ、北朝鮮レストランの人手不足は、安保理決議に気を使う中国の態度だけが原因ではない可能性がある。北朝鮮が新型コロナ対策で国境を封鎖していた数年間、中国では滞在が長期化した北朝鮮レストランの女性従業員らの脱北が相次いだ。そのため新たな人員の選抜が滞ったり、希望者が減少したりしている可能性もあるのだ。
また2016年4月には、中国浙江省の北朝鮮レストランから女性従業員ら13人が集団脱北した事件を巡っては、関係者が処刑されたとも言われており、それなりにリスクを伴う職場でもあるのだ。
家族100人が見守る中
聯合ニュースが同年7月29日、韓国の民間団体、戦後拉北者被害家族連合会の崔成龍(チェ・ソンリョン)理事長の話としてこの情報を伝えた。
