北朝鮮国民が寄ってたかって盗み出す「金正恩の金塊」
北朝鮮には、平安北道(ピョンアンブクト)の雲山(ウンサン)、平安南道(ピョンアンナムド)の檜倉(フェチャン)、黄海北道(ファンヘブクト)の延山(ヨンサン)などに金鉱が存在する。
採掘された金は製錬所で金塊にされて、朝鮮労働党の秘密資金になる。民間人の金の採掘、所有、売買は厳しく禁じられており、違反すれば処刑されるほど重罪扱いだ。しかし、儲け話の少ない国で、金に手を出す人が後を絶たない。
最近では、精錬法を習得して金塊を作る人も現れた。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
軍に売り渡す
平安北道の情報筋は、雲山金鉱の周辺で、金の原石を買い取り、精錬を行う人が増えていると伝えた。
そのきっかけは、とある噂だ。