金正恩「禁断の食肉密売」で男女9人を公開処刑
彼らは、2017年から今年2月まで、2100頭もの病死した牛の肉を売り払っていたというのだ。9人の中には、両江道獣医防疫所長、両江道商業管理所の販売員、農場の幹部、平壌の某レストランの責任者、兵役中に保衛部(秘密警察)の10号哨所(検問所)で軍人として勤務していた大学生などがいた。
北朝鮮の庶民が、牛肉を口にすることはめったにない。牛は食べるものではなく、重要な生産手段だからだ。
2万5千人の眼前で
当局は、個人の牛の所有、屠畜、販売を禁じている。違反者は単なる経済犯ではなく政治犯扱いとなる。許可なく食べたり販売したりして銃殺される人もいたほどだ。その後、規制は緩和される傾向にあった。