通行人を無理やり連行…北朝鮮の農村での「異様な日常」
情報筋は、「個人的な事情で他地域に来ていたにもかかわらず、運悪く取り締まりに遭って労働鍛錬隊で過ごすはめになり、さらにお金まで失うという二重の苦難を強いられた人も少なくなかった」と述べ、「毎年この農村総動員の時期になると、すべての住民が生活そっちのけで農作業に行かなければならない現実が苦しい」と吐露した。
通常の職務を一時的に中断し、全国的に農作業に従事させられることは非効率だとの批判もある。
情報筋は、「農村総動員期間になると皆が一斉に動員されるが、これでは疲労が蓄積して作業が雑になり、生産性も下がる」とし、「むしろ人員を二つの班に分けて7~8日交代で働かせた方が効率的で、疲労も軽減されるだろうという声もある」と述べた。
