通行人を無理やり連行…北朝鮮の農村での「異様な日常」
安州(アンジュ)市在住の30代のAさんは、親戚が脳出血で倒れたという知らせを聞いて家に向かう途中に取り締まりを受け、労働鍛錬隊に送られてしまったという。
また、咸鏡北道(ハムギョンブクト)在住の50代Bさんは、平安南道の親戚の家を訪れ、「他地域の人間だから大丈夫だろう」と思って外出したところ、摘発されて労働鍛錬隊に連行されてしまった。
幸いにしてBさんは、旅行証(国内用パスポート)を所持しており、宿泊登録(居住地以外に泊まる場合の登録)をきちんと行っていたため、2日後に無事釈放されたとのことだ。
だが、旅行証なしで平安南道を訪れていた人は、労働鍛錬隊に入れられて15日間も強制労働をさせられ、結局はワイロを渡してようやく釈放されたというのが、情報筋の話だ。(参考記事:北朝鮮警察と「キレた女性」の集団が大乱闘…30人が刑務所へ)
