「金正恩の娘は国産の服を着ろ」反発強める北朝鮮の若者たち
「恋人同士で『オッパ』と呼ぶのはダメだと取り締まっているが、国が言うとおりに『トンム』と呼んでいる若者はまず見かけない。取り締まりや統制で防げないほど、若者の間には南朝鮮文化が根づいている」(情報筋)
若者たちは最近、国営メディアに頻繁に登場する、名前が「ジュエ」とされる金正恩総書記の娘と自分たちを比べて、反感を抱いている。
「お嬢さまが高級そうな外国製の服を着ているのを見ると呆れる、と話す若者が多い。自分たちを取り締まる前に本人がまず、国産の服を着るべきではないかというのが若者の声だ」(情報筋)
公開処刑も「効果うすい」
北朝鮮は韓国を敵対国とみなし、反韓キャンペーンを繰り返している。今後、取り締まりがさらに苛烈を極めるかもしれないが、韓国文化に憧れを持ち、真似しようとする若者の情熱を抑えるのは簡単ではないと情報筋は見ている。