「金正恩の娘は国産の服を着ろ」反発強める北朝鮮の若者たち

平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、新義州(シニジュ)市内で、社会主義生活様式にそぐわない南朝鮮(韓国)風のファッションや、言葉遣いへの取り締まりが強化されていると伝えた。

冬休みが終わったばかりの大学では、糾察隊(取り締まり班)が立ち上げられ、学生のファッションや言葉遣いまで事細かく取り締まっている。また、学期初めの生活総和(総括)の時間では、「傀儡(韓国)どもの言葉遣いを真似して捕まれば厳罰に処される」と警告がなされた。(参考記事:「wwww」と書くと捕まる北朝鮮のネット用語取締り

そんな話を聞かされた若者たちは、表では従うふりをしているが、裏では鼻で笑っている。

外国製の服に「呆れる」

本来は実の兄の呼称である「オッパ」を、年上の男性を呼ぶときに使う行為は、韓国風だとして取り締まりの対象になり、北朝鮮式に「トンム」と呼ぶように指導されているが、あまり効果はないようだ。