飢える北朝鮮「禁断の食肉マフィア」男女9人を公開処刑
当日の朝、朝鮮労働党両江道委員会は「公開暴露の集い」――つまり公開裁判に関する緊急指示を出した。市場は休業して、工場、企業所の従業員、協同農場の農場員、人民班(町内会)の17歳から60歳までの住民すべてが参加せよとの内容だった。(参考記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面)
そして、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)特別軍事裁判所の主催で公開裁判が行われた。
杭に縛り付け
被告人は男性7人、女性2人の計9人。彼らは、2017年から今年2月まで、2100頭もの国家所有の牛を売り払っていたというのだ。9人の中には、両江道獣医防疫所長、両江道商業管理所の販売員、農場の幹部、平壌の某レストランの責任者、保衛部(秘密警察)の10号哨所(検問所)で軍人として勤務していた大学生などがいた。