女子大生200人が犠牲…北朝鮮「少女搾取」で死屍累々
「女子大生クラブ」の場合、首謀者らは「上納金ノルマ」に苦しむ学生らの弱みにつけこんでいた。財政難の北朝鮮では、国家が教育行政機関に、行政機関は大学や各学校に、上納金のノルマを課す。そして学校当局は、それを学生に転嫁しつつ、薄給の教員らがそこから自らの利益を確保するわけだ。上納金を払えない学生は成績や進路で不利益を被る。
こうした仕組みが、大学以外の教育現場や、またそれ以外の現場にも作り上げられていると思われる。そして、それに苦しむ若者を搾取する大人たちが、あちこちにいるのだろう。