国境警備隊が「壊滅」…北朝鮮で別の感染症、金正恩氏が対策指示

北朝鮮は、先月12日に国内で新型コロナウイルスの感染者が発生したと公式に認めて以降、国営メディアを通じて、毎日「有熱者」つまり、発熱患者の新規発生数を発表している。

「感染者」ではなく「有熱者」であるのは、首都・平壌市内の一部地域を除いてPCR検査が行われていないため、検査によるコロナ感染を正確に診断できないためと思われるが、その中には別の感染症の患者も多く含まれていると見られていた。

コロナ対策との関連は不明だが、国営の朝鮮中央通信は16日、黄海南道(ファンヘナムド)海州(ヘジュ)市で、急性腸内性伝染病の感染者が発生したことを報じている。

警備隊200人が

記事は具体的な病名には触れていないが、北朝鮮ではチフスなどの流行が頻繁に起きている。