金正恩も止められない「サウナ不倫」に庶民の怒り
情報筋の話では、かつてレストラン、マッサージ屋、銭湯(サウナ)、カラオケなど社会奉仕施設では、不倫や売春を含めた「黄色文化」(いかがわしい行為)が広く行われていたが、2016年に金正恩総書記の厳命を受けて全国的な検閲(監査)が行われ、多くの関係者が処罰され、下火になっていた。
(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち)
ところが、「コロナ禍で漂い続ける重苦しい空気にストレスを溜めた一部富裕層の間で、これらの行為が再び横行するようになった」(情報筋)とのことで、当局は取り締まりに乗り出した。
(参考記事:北朝鮮のスーパー銭湯がラブホ化…権力者たちの「乱れた性」の実態)
「個室」で奉仕
高級マンションが立ち並ぶ新義州市内の彩霞洞(チェハドン)のあるレストランでは先月末、従業員と女性客3人、男性客3人が賭博に興じていたところに、夜間巡察隊に踏み込む出来事があった。