中国の最新鋭空母に「深刻な欠陥」 国内メディアが異例の指摘
6日午後、中国海軍の空母「遼寧」から発艦した中国軍機が、沖縄本島南東の公海上で航空自衛隊の戦闘機に対してレーダー照射を行った問題を受け、中国軍の空母展開に対する懸念が広がっている。
その一方、当の中国においては、最新鋭航空母艦「福建」に航空機運用における設計上の「深刻な欠陥」が存在する可能性が浮上している。中国の軍事評論メディア「海事先鋒」が9月15日に報じた内容が波紋を広げており、複数の米軍事専門家も同様の分析を示している。中国の国内メディアがこうした指摘を行うのは異例で、当局の何らかの思惑が働いた可能性もある。
「発着艦」で重大問題
報道によると、欠陥とされる主な点は、艦載機の同時発着艦能力の制限にある。
