中学を卒業した女学生まで性売買

花商売をする女性は「赤い花」(10代後半~20代初め)、「青い花」(20代半ば以上の未婚者)、「黄色い花」(結婚している女性)、「紫の花」(寡婦)などに分類されていた。支配人は、別の「供給先」から女性たちを紹介されて、女性たちは男性から手渡されたお金(最低2万ウォン~ 最大4万ウォン)を「供給先」と4:6、5:5の割合で分け合っていたという。

消息筋は、「一番高い『赤い花』は 2時間2万ウォン、ひと晩4万ウォンだ」と言い、「この人たちの供給先は中国ともつながっていて、女性の中には国境を越えて中国の長白まで遠征してお金を稼ぐ人もいたことが分かった」とも話した。

恵明旅館事件は、旅館で支配人との間に摩擦が生じて解任された恵明旅館の厨房責任者が、恨みを抱いて両江道の党委員会と道検察所に、それまでの性売買に関する事実を訴えたため全貌が明らかになった。

道の党は、直ちに道検察所や道保衛部の幹部からなる検閲グループを組織して、両江道の宿泊施設を集中的に検閲している。道保安局と恵山市の保安署は、青年恵山駅の周辺や恵山市場の周辺、ウィヨン駅前やウィヨン市場周辺の住民の住宅に対する「宿泊検閲」も進めている。これは、組職的な性売買と自営業型の性売買を一掃するという複合的な「作戦」だという。