新型コロナを拡散も…北朝鮮が問題視する物乞い集団「ピラリ」

情報筋によると、検査は彼らがあちこちを転々とした上で、首都・平壌に流入し、ウイルスを拡散させるかもしれないとの懸念に基づいて行われている。

情報筋は「普段なら放置して、問題が発生したときに限って法的処罰を行うのに、(新型コロナウイルスの)事態が深刻になったため、平壌に行かないように捕まえている」と説明した。

元々、平壌とそれ以外の地方の格差は非常に激しいが、地方に住む住民たちは「平壌との差をより一層見せつけられた」とし、密輸も配給も途絶え税負担は高まる一方なのに、自分たちは放置されて、平壌の住民だけが特別扱いされていると不満をあらわにした。

一方で「ピラリをしている人たちよりはマシだ」と自分自身を慰めている人もいるとのことだ。