「あと15日しかもたない」金正恩、新型肺炎で体制崩壊の危機

金正恩氏の書簡の伝達で、北朝鮮の高官たちは、今月15日ごろになれば、中朝貿易ストップによる生じた問題が多少解決するだろうとの期待が持っているとのことだ。また、金成男氏の訪中に先立ち、朝鮮労働党は中国共産党に支援金を送っているが、これは平壌駐在の中国大使館でドル建てで伝達されたという。これもまた、中国に対する密貿易の提案が通りやすくするためだと見る向きがあるという。

内閣の対外経済省の関係者は、中朝貿易の再開に向けて実務的な措置を行っていると伝えられている。また、密輸業者もこれに便乗して密輸が再開できるとの期待から、幹部に対するロビイングを行っていると、情報筋は伝えた。

情報筋は、書簡の内容について「(北)朝鮮の国内環境が劣悪で、ウイルスが拡散すれば対処が難しいとの説明とともに、先制して国境を閉鎖するしかなかったとの内容が書かれている」とし、「中国政府に対する一種の謝罪」だと説明した。

書簡との関係性は不明だが、人民武力省系の貿易会社が、韓国製のマスクを中国を通じて密輸入したと、平安北道(ピョンアンブクト)の内部情報筋が伝えている。

(参考記事:北朝鮮軍がマスクを「産地偽装」して密輸している