「ニセ夫婦の不倫行為を根絶せよ」当局方針に北朝鮮国民も驚愕

若者の間では、カップルで同棲したり、シェアハウスに住む人も少なくない。そこで覚せい剤などの薬物を使用したり、アダルトビデオを見たりする若者もいることから、当局は性びん乱の温床と見ているようだ。

(参考記事:「ドラッグと性びん乱の館」若者の暴走に手を焼く金正恩氏

次に「家庭を持ちながら愛人とみだらな関係」を持っているカップルのことだ。「革命的に恋愛、結婚し、革命的な家庭を築く」ことを国民に求める朝鮮労働党にとって、不倫は排撃すべき行為なのだ。もっとも、金正恩氏の父である金正日総書記こそ、そんな「倫理観」から大きく外れていたのだが。

(参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

講演会でもう一つ言及されたのは「同業者と長期間同行する男女の商人」だ。