ねらわれる少女たち…第三国滞在中の脱北者の性犯罪被害が深刻

脱北者は逃避行の途上であるという特性上、司法機関などに被害を訴え出ることができず犯罪に対して無防備な状態に陥りやすい。

「入国過程でのブローカーによる性犯罪、第三国に滞留時の人身売買、チャットなどを通じたインターネット性犯罪など、身分に制約を受けている脱北者は様々な犯罪に身をさらされている」

多くの脱北者が、口を揃えてこの様に証言している。また、「韓国に入国後、被害者らは自身の『被害事実』を羞恥心から口外しないでいる」とも話す。韓国内の脱北者の間では性犯罪被害は「タブー視」されているのだ。

中国人労働者が集団で

第三国における脱北者の性犯罪被害は大きく2種類に分けられる。生き延びるために仕方なく行う売春と、現地の人身売買組織の餌食になるケースだ。