側近「激ヤセ写真」に見る金正恩式「再教育」の恐怖
動静が途絶えたからといって、必ずしも粛清、もしくは処刑というわけではない。しかし、叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏でさえも無慈悲に粛清、そして処刑する金正恩氏だけに、どんな側近であろうと容赦なく「切る」と思われた。
実際、金正恩氏は今年5月、これも側近である玄永哲前人民武力相を大口径の高射砲で文字通り「ミンチ」にして処刑。6月には、スッポン養殖工場を視察して、現場管理の不備に怒り狂い(この様子は映像でも見られる)、同工場の責任者を銃殺した。
韓国の情報機関・国家情報院は、金正恩氏がこの4年間で約100人の幹部を処刑、しかも「政治判断」による処刑ではなく「感情に基づいた即興的な処刑が多い」と分析している。周囲の幹部に対して、尋常ではない言葉で恫喝を加えているともいう。