金正恩氏「最愛の妹」に忍び寄っていた異変…米朝決裂直後に兆候
革命化は、重労働に不慣れな高級幹部が「骨と皮」だけにされてしまうような恐ろしいものでもあるが、最高指導者の指示により、短期間で終了する場合もあるからだ。
(参考記事:側近「激ヤセ写真」に見る金正恩式「再教育」の恐怖)
一方、朝鮮日報が「謹慎させられている」とした金正恩氏の実妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は、この日も姿を現さなかった。まさか金正恩氏が、最愛の妹を革命化のようなむごい状況に追い込むとはちょっと考えられない。むしろ、金与正氏を補佐する実務スタッフたちの身辺が気になる。
(参考記事:金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪)とはいえ、金与正氏の身に何の異変も起きていないと断定する材料もない。実際のところ、彼女の身に何かが起きているのではないかと思わせる兆候は、2月末の首脳会談決裂後のかなり早い段階で表れていた。