「人間も犬のように死ぬんだな」北朝鮮で再開された公開処刑の目撃談

実際のところ、公開処刑は北朝鮮社会にどのような影響を与えてきたのか。

韓国紙・朝鮮日報の東北アジア研究所が運営する北朝鮮専門のニュースサイト・NK朝鮮は2001年3月23日付で、北朝鮮国内で公開処刑を見たことのある脱北者たちの目撃談を伝えている。例えばキム・イノさん(33=当時)は、次のように証言している。

(参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態

1992年11月15日午前11時咸興(ハムン)市の沙浦(サポ)区域にあるヨンデ橋の下の空き地でチュ・スンナム(当時30歳)が公開処刑された。彼の公開処刑を知らせる公告が市内に貼り出され、これは後で韓国にまで伝えられた。