「金正恩印」のお菓子作りに失敗した5人の悲惨な運命
北朝鮮当局は、国民の生活をないがしろにして石炭を次々と輸出する「飢餓輸出」を行い、外貨を獲得してきたが、一昨年8月の安保理制裁決議2371号と、それを受けての中国商務省の命令で中国への輸出ができなくなってしまった。
その石炭を内需向けに回すことで、慢性的な電力難がいくらか解消された。皮肉なことに制裁が国民生活を向上させたわけだが、それもつかの間だった。外貨やエネルギー不足で各地の炭鉱が操業を停止している影響で、電力事情が再び悪化に転じてしまったのだ。
つまり処罰された5人は、国際社会による経済制裁と、それを呼び込んだ無謀な核・ミサイル開発の犠牲者に違いないのである。
(参考記事:金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路)