北朝鮮「最高権力」の秘密を知りすぎた女たち
金総書記は地方を現地指導した際に、美貌の女性に対してセクハラまがいの行為と甘い言葉で、5課の話をもちかけたことがある。彼にとっても5課処女は、特別な意味を持っていたようだ。
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5課処女には、早ければ16、17才で選ばれる。一方で5課には、子どもがいる離婚した女性や、特殊任務で死亡した国家機関員の未亡人など、経済的に余裕がない女性たちまで選抜していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。
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5課対象に選ばれた女性たちに対しては、政治的な身辺調査だけでなく、過去の男性経験をも含めた身体検査まで行われる。そして、このような審査に合格すると、高級幹部の身辺の世話をする召し使いのような仕事や、表舞台から退いた高齢の高級幹部に仕えるヘルパーなどの仕事に従事するという。