金正恩「拷問部隊トップ」を待つ運命…米朝決裂で幹部ら責任追及

一方、この3人とは別に、将来が不安視される幹部もいる。国家保衛省の元トップで、2017年に失脚した金元弘(キム・ウォノン)氏だ。国家保衛省は、拷問などの手段を用いながら、北朝鮮の恐怖政治を支えてきた秘密警察だ。

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すでに失脚している金元弘氏だが、北朝鮮から解放直後に死亡した米バージニア大学生、オットー・ワームビアさん(当時22歳)がスパイ容疑で拘束された2016年1月には、同省トップの地位にあった。金正恩氏は今回の首脳会談でトランプ米大統領に対し、ワームビアさんの件について「この件を非常によく知っているが、後になって知ったのだ」と語ったという。

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