「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態

中国との国境に面した地域にある、北朝鮮の教化所(刑務所)で、受刑者が看守の保安員(警察官)を殺害する事件が起きたと、現地の内部情報筋が伝えた。

事件が起きたのは、咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)にある全巨里

(チョンゴリ)教化所だ。内部情報筋によると、事件のきっかけとなったのは「酒」だ。

「正月に贈り物として酒が配られた。それを飲んで酔っ払った教化生(受刑者)が、普段から自分をいじめていた保安員の頭を石で殴って殺害した」(情報筋)

この受刑者は、保安員の制服に着替えて、教化所の正門から堂々と出て脱走した。