「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態
当局は即刻逮捕命令を下し、咸鏡北道の保安部(警察本部)、保衛部(秘密警察)、国境警備隊が合同で逮捕作戦を繰り広げた。
この受刑者がどこを目指していたかは不明だが、教化所から中国との国境までは30キロほどなので、脱北を試みようとしたと見るのが自然と言えよう。あるいは強化された国境警備に阻まれ、より警備の手薄なところを探していたのかもしれない。見つかったのは会寧から北東に100キロ以上離れた慶源(キョンウォン)だった。
受刑者は脱走から5日目の今月6日に逮捕、連行された。そして、10日に他の受刑者が見守る中で銃殺刑に処せられた。
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