韓国でつかまった北朝鮮スパイが「東京多摩地区」で会っていた人物とは!?
韓国版スパイ防止法と言える「国家保安法」違反で逮捕された党員C氏は2010年から翌年にかけて、北朝鮮の工作機関「225局」や朝鮮総連の関係者と接触したことが韓国国家情報院により確認されており、本人も容疑を一部認めている。要するに、彼は統合進歩党の指導機関である225局、そしてその側面支援部隊である朝鮮総連とのクーリエ(秘密伝令)を務めていたのだ。
朝鮮総連「随一の能力を持つ男」
「225局」は朝鮮労働党の「文化連絡部」を起源とする工作機関で、平時には韓国や日本で地下党をつくって情報収集を行い、有事には地下党を蜂起させて後方攪乱を行うことを任務としていると言われる。昨年10月に死亡した康寛周(カン・グァンジュ/別名・姜周一=カン・ジュイル)が長らく局長を務めた、朝鮮総連の指導機関としても知られる。
225局を一躍有名にしたのは、2011年に摘発され超大型スパイ事件「旺載山(ワンジェサン)事件」だ。