抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「人道に対する罪」の実態(3)

ところが、どういうことか戦車は製鉄所の壁を壊して中に入っていった。数百人の軍人も後に続いた。しばらくすると製鉄所の中から轟音と悲鳴が聞こえた。

座り込みを行っていた労働者の集団に戦車が突っ込んだのだ。

数十人の労働者が戦車のキャタピラに轢き殺され、あたりにはバラバラになった遺体が散乱していた。家族の変わり果てた姿を見つけた人々があちこちで慟哭していた。その光景を見た市民たちは恐怖のあまり凍りついていた。